感情

私の夫は面倒なことや困難なことが起きた時に私の前で笑い飛ばして乗り越える姿をよく見せてくれます。

ただし、「私の前で」のみ・・・かもしれませんが・・・。

一人の時や子どもたちがそばにいる状態のときはどうかわかりません。

 

私は結婚当初、温厚で穏やかで優しい夫につけ込んで かなり我儘な妻をやってました。

彼が何か行動に起こせば、それについて かつて私が母親や姉から受けてきた物を彼になすりつけていたんですね。

 

彼が困難なことや面倒なことが起こるたびに私の前で笑い飛ばす姿を見せてくれていたのは、その度にストレスからヒステリックを起こさないで済むよう上手くかわす方法を私の前で披露することで身を以て教えてくれていたのかもしれません。

ヒステリックになったところで状況は何も変わらないぞ…と。

 

でも、いくら見せてくれたところで、私にはできない至難の業に思えました。

ただただ笑ってかわせる夫を見て感心するばかりで・・・

 

でも、カウンセラーになって それらが私にできるわけがなかったことがようやく理解できました。

(この仕事につかなかったら今でも状況は変わらず、それどころか悪化していたかもしれません・・・自分にはできないことに腹を立て、出来ない自分に劣等感を感じて。)

 

それでも私の夫は私から散々傷をつけられたにもかかわらず耐えてかわしてくれていたことには感謝以外になにも言葉が見つからない。

 

カウンセラーになってからのことですが、こんなことが以前ありました。

ある日、夫が大阪勤務のころ電車で通勤しておりましたがスーツの上下を間違って出社したことがありました。

彼の仕事は非常に忙しく分刻みのスケジュールなので毎朝 起床するとほとんど口を利かず頭の中は「本日のスケジュール」で一杯って感じでした。

ですからスーツを上下間違って出社すれば自宅に戻って着替えなくてはならず その日一日の仕事はパーです。

ストレスがたまりイライラするはずでしょうが・・・

彼は出社途中の電車の中でスーツの上下が違うことに気が付き(私も気が付いてあげれればよかったのですが、気が付かず・・・)一度出社したあと直ぐに帰宅しました。

それも笑いながら玄関のドアを開け「もぉ~最悪やん^^スーツまちごてん^^」・・・と・・・

私は内心(今日の仕事大丈夫かしら・・・)と思いつつ、一緒に笑いながら彼の笑いをもっと引き出し一息ついてからまた出社しました。

 

でも、この笑い、実はとても大事だったりするんです。

人は泣いたり怒ったり笑ったりすることでスッキリして次の行動を起こせたりします。

しかも「笑う」という行為はかなりポジティブにもなれるようです。

 (スーツを間違えたのは自分自身であっても・・・腹を立てずにはいられないものです。)

 

怒りを感じ安全な場所で出すのは有効です。

でも、出してはいけない場所もあります。

 

夫はそれをうまくコントロールして怒りを出すのではなく笑いを出すことで切り替えていったのだと思います。

誰かに負の感情をなすりつけるやり方ではなく。

昨日のブログにかいた怪しい車の男性のようにではなく・・・

 

これは子育てにもつながることでしょう。

世の母親は大変です。支えがとても必要です。

あまりにも、子育て中の親たちへのサポートがなさすぎます。

昔よりは、かなり良くなったとはいっても、まだまだ足りません。

どの親も良くそんな中 頑張っていると思います。

感情を抑えなくてもすむ安全な場所の提供をしたいと藤田は思います。