アメブロ過去記事2013年12月29日投稿記事より…
この記事は2013年1月23日に投稿された記事を加筆修正したものです。
人と どう関わればいいのか分からなくて
いつもオドオドしている女子生徒がおりました。
でも、彼女は虐められているわけでもなく
無視されているわけでもなかったのですが
どうしても自分から人の中へは飛び込む勇気が
なかったんですね。
ある日、体育の時間に
数名ずつのグループを作ることになりました。
彼女は、自分から飛び込んでいけず
戸惑っておりました。
そこへあるグループの生徒たちが
人数が出来上がっておりましたが
彼女のことを思って
彼女が
「入れて!!」
っと言ってくるのを待っておりました。
でも、彼女は言えません・・・
そしたら、教師がやってきて こう言いました。
「仲間外れはなし!って言うたやろ!!」
そして、教師を中心に女子生徒達を円にして
お説教が始まりました。
ある生徒は こう思いました。
「先生うざっ!」
「あんたが問題デッカクしてんじゃん」
「あ~ぁ、これじゃまるで
一人で突っ立ていた あの子が
えぇ~さらし者じゃん」
そして、彼女が言ってくるのを待っていた
グループの生徒たちが叱られるという羽目に・・・
待っていたグループの生徒たちは
彼女が自分から言えるようになれればいいな・・・
その日を待とう・・・
今日は言えるかな。
もう少し待ってみよう・・・
心の中でそれぞれが思っていたんですね。
けれど、このチャンスを潰されてしまいました。
いつもいつも、私たちから
「おいで」
って手招きばかりじゃいけない…
そう思ったんだそうです。
これは私の娘のクラスの話です。
待っていたグループのなかに娘がおりました。
ちなみに娘はこう思ったそうです。
「先生、もうやめて!黙って!!」
「あなたに怒りを感じるわ!!」
けれど、こんな言葉が直接は言えない。
言えない言葉を飲み込んで、
帰宅したら思いっきり吐き出す。
子どもたちも、実は大変なんです・・・^^;
そして、その裏で
教師たちも対応の仕方に葛藤をし、
実は、混乱もし、苦しんでいるんですね・・・
親は、学校であった話を出してくれている時
それがどんな内容であろうと、
注目して聴くことがまず大事でしょう。。。
そこには何のアドバイスもいらず
子どもが
「何を感じたのか」
を言わせてあげることが重要ですね。
しかし親自身が子どもが話す内容に対して
「いい人であってほしい」
とか
「人のためになる人であってほしい」
とか
「悪いことをしないでいてほしい」
などの感情が湧いてくるかもしれません。
そしたら、それは もしかしたら
あなたが言われてきた内容であって
「~であるべき」
という刷り込みから来ているのかもしれません。
そこを解決できれば
我が子の話もどんな内容であろうと
聴くことが出来るかもしれませんね・・・
子どもたちは いつだって
自分の感情を出したい。
聞いてもらいたい。
そう思っているでしょうからね・・・
本来は一番安心して話せるはずの
あなたにね・・・
※ 補足です。ちなみに娘はこの時
どうだったらよかったか・・・
これについても話してくれました。
「できれば黙って知らん顔して待ってほしかったわ。
そりゃぁな、先生も時間がないから
焦るのは分かるけど
けどな、黙っといて欲しかったわ。
今回なんて、○○ちゃんどう感じたんやろか?
そう思うねん。
もし、他の方法があるとしたら
こっそり先生が私らの所に来てな
「あんたら、○○ちゃん入れたってくれるか?」
そう言ってきてくれたらな
私らも自分らの考えが言えたやん。
”○○ちゃんから言いに来るの待ってるんです。
いつもいつも入れてあげてるけど
そうじゃなくて自分からも言ってきてええんやって
気が付いてほしいから”
そう言えたやん!!」
子どもたちを舐めたらあきません。
ちゃんと考えているんですね。
本日のアメブロ記事・・・